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メッセージ
石川県では約85%の小学生が制服を着用しています。しかし、制服を循環させる仕組みは県内にはありませんでした。また、親同士のつながりが希薄となり、以前は当たり前だった“おさがり”の習慣も減少して、多くの制服がゴミとして処分されています。思い出がいっぱい詰まった制服。それを簡単にゴミとして扱いたくなく、“もったいない”の精神で、制服は大切な資源と捉えて地域で循環させ、ゴミの減量化につなげ、家計にも環境にもやさしい店づくりをめざしています。
捨てられる制服をなくすためには回収場所を増やす必要があり、協力していただける企業や団体などを募集しています。
具体的にはこんなことをしています
制服を最後まで使い切るために、以下の4つの活動に取り組んでいます。
①使用を終えた制服を譲り受け、次のお子様に再利用してもらうために、点検・補修・クリーニングをした上、安価で販売しています。制服を捨てるのは“もったいない”という気持ちを多くの人に持っていただき、“おさがり”を地域のみなさんで回して制服を有効活用することは、エコにつながり、家計も助かります。リクルは制服の循環システムを作り上げ、県内全域の制服が循環できるよう頑張っています。
②リユースに回せない制服は、使える部分を取って補修に利用したり、「リメイクバッグ」などを制作したりして、再利用しています。
③処分しなければいけない制服は、ヤギコーポレーションの「リサイクルマスター」という特殊処理装置によって固形燃料にしています。
④卒業までの短い間、きれいなものを着たいなど、さまざまなニーズに合わせてレンタルを行っています。
また、関係が深いSDGsのゴールに対して、具体的にどのような活動があてはまるか、以下に紹介します。
ゴール1:貧困をなくそう/必要な制服を低価格で販売し、子育て家庭の支出削減
ゴール8:働きがいも 経済成長も/制服の循環による雇用の創出で、女性や高齢者、障害者、通信制高校に通っている高校生への職を提供
ゴール12:つくる責任 つかう責任/繊維製品の3Rを推進し、廃棄物の発生削減に貢献し、制服や子供用品リサイクルの仕組みを整え、ゴミの減量化をめざします
ゴール17:パートナーシップで目標を達成しよう/さまざまなつながりを創出することから、地域課題解決につなげます
活動してみての手応えや反響など
たくさんのメディアで紹介され、この活動が注目されていると感じています。また、県内外のさまざまな賞をいただき、活動の社会的な意義を改めて見つめ直すことができました。
制服を循環させるためには、まずは使い終わった制服をリユースに回してもらうことが必要です。しかし、リユースできることがまだまだ知られていないため、ゴミとして処分している家庭が多いことが課題です。このシステムを広く知ってもらう必要を感じています。
今後の活動や目標、夢
能登地区での制服リユース活動がまだできていないので、これから活動を広げていきたいと考えています。
お願いしたいこと
現在、「宮崎クリーニング社」や「子供服Kids kiss(キッズキッス)」が制服回収拠点となっています。捨てられる制服をなくすためには、さらに回収場所を増やす必要があり、企業や団体、関係機関の方々に回収のご協力をお願いし、制服の循環を広げていきたいと考えています。
そのためには、まずは回収BOXを設置して回収していただけるパートナーを募集しております。また社内で社員にお子様の制服回収協力を呼びかけていただくことも大歓迎です。
おさがりの輪を広め、多くの人の手助けができるよう頑張りますので、皆様のご協力をお待ちしております。
協力できること
来店するお客様へチラシやサンプルを配布するなど、パートナー様のPR活動をお手伝いすることができます。
募集について
募集の期間、人数は限りありません。まずはどのような形で協働できそうか、ご相談したいと思います。
活動実績
2018年 「いしかわエコデザイン賞」銅賞(石川県)
2019年 「環境省グッドライフアワード」エシカル賞
2021年 「SDGsスタートアップコンテスト」ボーダレス・ジャパン特別賞
「価値デザインコンテスト」SDGs日本賞(2つとも日本青年会議所主催)
2021年 「いしかわ女性のチャレンジ賞」受賞(いしかわ女性基金)
さらに詳しいことや最新情報はこちらでも
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