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メッセージ
昭和33年(1958年)に創業した私たちの会社は「もったいない」の精神から生まれました。日本初の自動炊飯器の実演販売をしていた創業者が、余ったごはんをどうしたら捨てずにすむか?と考え、冷めてもおいしく食べられる寿司を開発したのが起源です。
「SDGs」という言葉を意識したのは5年ほど前だと思いますが、「SDGs」と私たちの「もったいない」精神は重なる部分が多く、特に「つくる責任、つかう責任」の項目は意識して取り組んでいる部分です。
お客様のため、社員のため、未来のために、持続可能な活動をしていくための提案があれば、ぜひ一緒に考えていきたいです。
具体的にはこんなことをしています
食品を扱う私たちにとって「食品ロス」を考える事は、使命の一つだと考えています。製造の中ではどうしても形の崩れたものや見た目の良くない品が出てしまいますが、お弁当を開けた時の感動、召し上がっていただいた時の喜びを大切にしたいこだわりから、これらを使用することはできません。これら商品に使用できない箇所は、従業員のランチになったり、魚の端材は真空パックにして売却をしたりしています。また、フードバンクやフードシェアリングサービスを利用して少しでも食品ロスを少なくするように取組んでいます。
また、地元の小学生に「押し寿し」の文化を知ってもらう取組みもしています。昔は各家庭でお婆ちゃんやお母さんがお祭りやハレの日につくっていた押し寿しの習慣も年々減少傾向にあり、「押し寿し」文化の発信は私たちの大切な役割となっています。この取組みは実際に召し上がる方のリアルな反応を聞く事ができるのでスタッフにもとてもいい影響があり、「どうして笹を使っているの?」「笹寿し大好き!」といった、素直な子ども達の声が、日々製造の励みになっています。先日も子ども達に指導をしたスタッフが「昔この授業を生徒としてうけた事があり、とても記憶に残っている」と聞き、実はリクルート活動にも繋がっていたのかもしれません。
活動してみての手応えや反響など
「もったいない」精神は社員に根付いているので、SDGsの考え方は他社より浸透していると思います。皆で学び、事業とSDGsを繋げられた事は「間違っていなかったんだ」と自信になりました。
今後の活動や目標、夢
食品ロスの取り組みには「無駄にならず良かった」という達成感、満足感はありますが、今は「やれることをやっている」状態ですので、今後はもっと知恵を出し合い、工夫して利益にも繋げ、より計画的に持続可能な取組みに育てて行きたいと考えています。
お願いしたいこと
笹寿しに使用している「塩や酢で下処理をした端材」の活用などのご提案があれば、是非お聞かせください。お互いにプラスになる取り組みに是非挑戦したいです。
協力できること
- 「押し寿司」文化に関する知識
- SDGsでのこれまでの経験と知識
- 試作用端材の提供
募集について
募集の期間、人数は限りありません。まずはどのような形で協働できそうか、一緒に考えたいと思います。
活動実績
- 1958年 寿し製造開始・1961年 「芝寿し」に商号変更
- 1976年 四十万工場完成
- 1988年 保古町 本社・工場完成
- 2005年 金沢市内の小学校に笹寿し体験学習や会社見学開始
- 2013年 冷凍米飯技術開発開始
- 2015年 いなほ 本社・工場完成
- 2019年 フードシェアリングサービス参加
- 2021年 フードバンクと協業開始
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