地域でつながるSDGs

パートナー募集

石川で広げる“エネルギー地産地消”の輪

7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに11.住み続けられるまちづくりを13.気候変動に具体的な対策を
相談

NPO法人

特定非営利活動法人市民環境プロジェクト

身近なエコ活動を実践しているメンバーが集まり、再生可能エネルギーの普及を目標に掲げ、地域の自然エネルギーを利用した市民発電所の設置や、厄介者となっている竹林材の活用など、連帯感を共有しながら取り組むNPO法人です。活動は具体的な温暖化対策ならびに、経済の循環にも寄与しています。

メンバー

約15人

活動開始

2005年02月

活動頻度

月1回の定例会開催、イベントを年7回程度(コロナ禍以前は10回程度)開催

webサイト

http://shiminkankyo.org

相談

メッセージ

私たちは地球温暖化防止のために、市民が主体となって活動することに重点を置いています。地域のエネルギーに着目し、市民の力でつくり上げ風力や太陽光の市民発電所の運営などや、竹林などから出る木質バイオマスを利用した熱供給事業にも着手しています。このような“エネルギーの地産地消”と呼べる、再生可能エネルギーの普及活動などと、デンマークやアイスランドなど、自転車の推進や環境先進地などの視察で学んだ低炭素社会の実現にも力を注いでいます。

具体的にはこんなことをしています

「金沢まちづくり市民研究機構」の環境グループでデンマークを視察し、その成果として暮らしの中で積極的に自転車利用を推進する「ECOサイクルプロジェクト」を2005年から開始しました(プロジェクトは2011年まで)。

2006年にはNPO法人を設立し、自然エネルギーの研究開発および普及、省エネルギー推進、自転車利用推進、ごみ削減などの事業活動を行っています。

2010年に輪島もんぜん市民風車「のとりん」を建設し、その後、合同会社金沢市民発電所を設立して市民太陽光発電所を4基設置しています。一方で、放置竹林の整備で出た竹を利用する木質バイオマス熱事業の可能性の調査も行っています。

さらに、2020年にはかほく市野寺地区の峠の駅「のでら」で、「就農意欲のある若者の移住」をゴールに掲げ、高齢化の進む中山間地域の無人直売所に太陽光発電を設置して、最小経費で暮らせる地域経済と営農活動の循環にも取り組んでいます。

活動してみての手応えや反響など

市民発電所の建設時には、多くのメディアに取り上げられて注目を集めました。また、市民発電所の配当の返礼品には地元の特産品を選択することができ、県外の出資者に好評です。2018年には市民発電所をめぐるSDGsツアーを実施、参加者から高い評価を得ることができました。

非営利団体として公益性を満たし、定款に定める再生エネルギーの普及から昨今のCO2削減など社会課題に取り組み、さらに市民発電所から生まれる売電収入を出資者などの協力者へ還元して経済性も生まれました。まさにSDGsにふさわしい公益性・社会性・経済性のバランスがとれているものの、一方で当会の中長期のゴールが議論・設定されていないことが課題と捉えています。

今後の活動や目標、夢

地球環境の問題は待ったなしです。昨今、地球温暖化が加速度的に進んでいるようで危機感を抱いています。市民と危機感を共有できるような活動を展開させていきたいと考えています。

また、メンバーには若い人がいないため、先細りを心配しており、私たちの活動を引き継いでくれる次の世代との連携も大いに期待しています。

お願いしたいこと

  • 情報発信力の弱さが課題で、それをカバーしてくれること
  • 大学などとの連携で、活動の活性化と学術的な深掘りの支援

協力できること

  • 市民発電所設置や運営における知見の提供
  • 全国の市民発電所や環境団体の紹介

募集について

募集の期間、人数は限りありません。まずはどのような形で協働できそうか、ご相談したいと思います。

活動実績

2005年 金沢まちづくり市民研究機構の環境グループでデンマークを視察

2006年 デンマークに行ったメンバーが中心となって、NPO設立

2006年 ECOサイクルプロジェクト実施(2011年まで)

2010年 輪島市門前町に市民風車「のとりん」を建設

2013年 合同会社金沢市民発電所を設立(以後、2016年までに市民太陽光発電所を4基設置)

2016年 竹熱事業委員会を設立

2020年 峠の駅「のでら」との連携

さらに詳しいことや最新情報はこちらでも

  • HP  http://shiminkankyo.org